経営に関わるチャンス。僕が選べなかった過去

介護の仕事を続けていて、
いつかは「経営」に関わりたいという思いを持つ方もいると思います。

現場で感じる違和感や葛藤。
「もっとこうしたい」という想い。
制度や人員配置、働き方が少し変わるだけで、
職員も利用者さんも、もっと楽になるのではないか——。

僕も過去に、
直接的に経営に関わるチャンスがありました。


「そのつもりで育てる」と言われた日

それは、社会福祉法人ではなくNPO法人でした。
小規模ではありますが、介護事業を長く続けている法人で、
後継者がいないという状況。

関わりがある中で、こんな話をもらいました。

「もし本気でやる気があるなら、
 将来を見据えて育てるつもりでいる」

正直、胸が高鳴りました。
これは単なる管理職の話ではなく、
経営者候補としての話だったので。

ただし、条件もはっきりしていました。

「最初の1年は、収入がかなり下がる」


家庭と現実を前に、立ち止まった

当時の僕は、子育ての真っ最中。
妻は扶養の範囲内で働いていて、
家計の軸は僕の収入でした。

背負うものがなければ、飛び込めたかもしれません。
でも、収入が下がるということは、
家族の生活に直接影響するということ。

「家族を守る」という現実はとても重いものです。

何度も自問自答を繰り返し、
ずっと悩んでいました。


なぜNPOではなく、社会福祉法人を選んだのか

もう一つ、僕の中にあった判断軸があります。

それは、影響力でした。

NPOは、比較的フットワークが軽く動きやすい一方で、
業界全体への波及力という点では、
どうしても限界があるのではないかと感じています。

一方、社会福祉法人は、
良くも悪くも「介護の真ん中」にいる存在だと感じています。

もし何かを動かせたら、
一法人だけでなく、
周囲にも影響を与えられるかもしれない

そう考えたとき、
僕はNPOではなく、
社会福祉法人への転職を選びました。


選ばなかった道への未練は、今もある

この選択が正解だったのか。
今でも、はっきりした答えは出ていません。

NPOを選んでいたら、
もっと早く経営の勉強を実践を通してできていたかもしれないし、
もっと違う景色が見えていたかもしれません。

でも、当時の僕には、
リスクを負う勇気と覚悟が持てませんでした。

転職から4年目になった今でも、考えることがあります。


それでも、選んだ道でやれることを

結果として、
僕は社会福祉法人に転職しました。

「直接経営に関わる」という想いは、この先にあると信じて。

そしてこの選択は、
この後、思いがけない形で
一つの挑戦に繋がっていくことになります。

それが、週休3日制の導入でした。

これはまた、別の話です。


※次回
「なぜNPOではなく、社会福祉法人を選んだのか。影響力という視点」
この続きを書いていきます。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

介護福祉士「miya」
福祉の授業がきっかけで介護の道へ
気づいたら18年
経験:特養・養護・通所・訪問
現在:特養
趣味:釣り、ウイスキー、コーヒー、園芸、アウトドア、ファッション

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