―僕が本当にやりたかったこと―
週休3日制の導入後、
僕は法人側の発信に対して違和感を感じていました。
週休3日制=「人材確保のための手段」
それは決して間違っていません。
週休3日制は求人面でも、話題性という意味でも
大きな武器になります。
実際にメディアにも取り上げられて
週休3日制を魅力に感じて入職してくる職員もいます。
でも、僕が週休3日制をやりたかった理由は違いました。
週休3日制=「利用者さんへの支援の質を上げる・継続可能にする」
その為の手段。僕の気持ちはこれでした。
ショート夜勤の「休日」
僕はこれまで、
ショート夜勤(8時間)の経験しかありません。
ショート夜勤の場合、
夜勤明けの日が休日扱いになります。
月9日休みで、
月に4〜5回夜勤をしている。
その実態は…
夜勤明けの朝、
家に帰って、身体を休める。
その日は「休日」。
そして翌日は、
普通に早番。
夜・休・早。
こんなシフトが当たり前に組まれます。
丸一日、何もない「休み」は月に何日あるのか
ここで一度、
冷静に考えてみました。
夜勤明けの休日を除いて、
本当に何もない丸一日の休日は、
月に何日あるのか。
それは、月に4〜5日程度です。
年間にすると、48~60日のみです。
24時間365日、生活を支える仕事だから、
ある程度の負担は仕方ないとも思います。
そう言い聞かせてきましたが、
正直に言うと、
この状態で、いい支援を継続的に行うのは難しい
そう感じるようになっていました。
職員が犠牲になる前提で、質の高い支援はできるのか
介護の仕事は、
人が人を支える仕事です。
技術や知識も大切ですが、
それと同様に、
- 余裕
- 気づく力
- 相手のペースに合わせる心
そういったものも、
支援の質を大きく左右すると思っています。
常に疲れている状態ならどうなるか。
余裕がなくなり、
判断が雑になり、
「とりあえず」で動いてしまう。
その状態では、
質の高いケアを提供することは困難なのではないか。
誰かが悪いわけじゃない。
構造の問題だと思っていました。
週休3日制で、何が変わったのか
週休3日制を導入したことで、
月の休日は9日から12日に増えました。
年間の総労働時間も5時間ですが減りました。
そして何より大きかったのは、
休日の質です。
夜勤明けの休日に加えて、
もう1日休みをつけられるようになりました。
これまでの
「夜・休・早」が、
「夜・休・休」
となりました。
この違いは、
数字以上に大きいものでした。
丸一日の休みが増えるということ
結果として、
何もない丸一日の休日は、
月7〜8日に増えました。
この「何もない」というのが、
とても大切だと思っています。
身体を休めるだけでなく、
気持ちを整える時間にも充てることができます。
家族と過ごす時間。
何も考えない時間。
そういう時間があるからこそ、
気持ちを切り替えて、次の勤務で
利用者さんに向き合える。
働く環境を変えることは、支援の質を変えること
冒頭でも言いましたが、
僕は、週休3日制を
「人材確保のため」
ではなく、
「利用者さんへの支援の質を上げる・継続可能にする」
その為の手段であり、
人財の確保は後から付いてくるものだと考えています。
職員に余裕をつくる。
その余裕が、
利用者さんへの関わり方、
職員間のコミュニケーションに表れると思っています。
間接的になってしまいますが、
それが利用者さんのためになる。
僕は、そう思い提案しました。
認識のズレと葛藤
週休3日制を提案した僕の想いと
実行させてくれた法人側の想いと、
一致しているわけではありません。。
そのズレに、
今も葛藤はあります。
でも、
何もせずに黙っているより、
一歩でも動かせたことには
意味があったと思っています。
これで終わりではない
週休3日制は、
ゴールではありません。
感覚的ですが、週休3日制を導入しても、
支援の質が上がったとはまだ言えません。
課題が出る一方です。
その課題に向き合い続けることが支援の質に繋がると信じています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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