はじめに
「まだ若いのにリーダーだなんて…」
「年上の職員や先輩に、どう接したらいいんだろう…」
そんなふうに悩んでいるあなたへ。
僕自身も、若くしてリーダーを任されたとき、まさに同じ気持ちでした。
若くしてリーダーになるということ
介護の現場では、経験や年齢がものを言う場面も少なくありません。
そんな中で「リーダー」という肩書きを持つと、急に“しっかりしなきゃ”“全部自分でできなきゃ”と思ってしまいがちです。
でも、大丈夫。
**リーダーとは「すべてを完璧にこなす人」ではなく、「仲間とより良いケアを目指していく存在」**です。
年上の職員との関わり方に悩む時は
年上の職員に何かを伝えたり、お願いしたりするのは緊張しますよね。
でも、年上=リーダーを認めない、というわけではありません。
むしろ、**「リーダーだからこそ、自分たちの意見を聞いてくれるかどうか」**を見ていることが多いです。
だからこそ大切なのは、
- 自分の知らないことは素直に聞く
- 感謝の気持ちを言葉にする
- 相手の経験を認める姿勢を持つ
という、ごく基本的なコミュニケーションです。
わからないことは聞いていい。弱さを出せるのもリーダーの力
「知らないと思われたらダメだ」
そう思って、わからないことも自分で抱え込んでしまうことはありませんか?
でも本当の信頼は、“知っているふり”からではなく、“学ぼうとする姿勢”から生まれるものです。
「この人、ちゃんと聞くんだな」
「丁寧に考えて動こうとしてるな」
そんなふうに感じてもらえれば、周囲も少しずつ心を開いてくれるようになります。
小さな信頼の積み重ねが、やがて大きな安心に変わる
最初からリーダーとして認められる人なんて、ほとんどいません。
でも、小さな信頼や感謝を一つひとつ積み重ねていくことで、少しずつ“チームの中心”としての存在感が育っていきます。
- 1対1で丁寧に向き合う
- 誰かの悩みに耳を傾ける
- ミスを責めず、支え合う姿勢を持つ
そんな姿勢を見て、仲間はちゃんと見ていてくれます。
おわりに:あなたは一人じゃない
不安で当然です。悩んで当たり前です。
でも、その気持ちを持っているあなたは、とても素敵なリーダーの素質を持っています。
肩の力を抜いて、まずは“自分らしい関わり方”を大切にしてください。
焦らず、信頼を育てていけば大丈夫。
きっと、あなたを応援してくれる仲間はいます。
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