今年度の補正予算案に、介護職への「月1万円・半年分」の賃上げが盛り込まれました。
高市総理は就任当初から、医療・介護の分野を支援していくと発言されてきましたが、その言葉を実際の施策として形にしてくれたことは、評価されるべきことだと僕は感じています。
僕自身からすると、光熱費が本格的に上がるこの時期、なるべく早く届けてほしいというのが正直な気持ちです。
“口だけの約束”で終わらず、まずは半年という限定的な期間でも実行してくれたこと。
その事実は、現場で働く僕たちにとって励みになるのではないでしょうか。
とはいえ、本当に喜べるのは「継続されてから」
今回の措置はあくまで補正予算、つまり特別な対応です。
本当に喜べるのは、来年度以降も継続され、恒久的な賃上げとして位置づけられたときだと思っています。
僕たちが望んでいるのは、一時的な支援ではなく、
「介護の仕事を続けたい」「未来のある仕事だ」と胸を張って言える環境づくり。
そのためには、介護業界の給与水準そのものを、他産業の平均に追いつかせる必要があると思っています。
今回の措置は、その為の“入口”に立った段階。業界全体が長年待ち望んでいた「スタートライン」に過ぎません。
介護の地位向上には、業界全体の努力も欠かせない
介護保険制度で運営している以上、収入は決まってしまい、賃上げは制度頼みな部分が大きいです。しかし、国の支援だけに頼るわけにはいきません。
介護業界全体が一致団結して、地位向上に向けた取り組みを続けていくことも必要だと僕は思っています。
専門性を高める努力、若い人材が入りやすい環境づくり、離職を防ぐための仕組みづくり──。
そうした現場の積み重ねがあってこそ、制度を動かしていくきっかけになっていくのではないでしょうか。
今回の賃上げには素直に喜び、さらなる期待をしつつ、
僕ら介護職自身も歩みを止めず、介護業界として明るい未来になることを願っています。
そして、僕自身も微力ながら貢献出来たらと思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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