【利用者さんの為の三方よし】職員として、大切にしたいこと

最初の記事⇒🔗で触れた「三方よし(職員よし・法人よし・社会よし)」ですが、
その“先”にあるもの、”元”になっているもの、これが本当に大切にしたい
「利用者よし」です。
私たち職員が元気で、専門性を持って働くことは、すべてこの「利用者よし」につながっています。

「利用者さんの為に」と考えていくと、職員、法人、社会、それぞれが大切な役割を担っている。そして、それは「利用者さんの為に」と返ってくる。

「利用者よし」=「職員よし、法人よし、社会よし」=「利用者よし」

これが僕の考える「利用者さんの為の三方よし」です。

目の前の利用者さんに、まっすぐ向き合う

介護士は、いつだって利用者さんのすぐそばにいます。
日々の生活に寄り添い、声なき声を聴く。
まさに「最も身近な代弁者」です。

利用者さんの幸福を真剣に願い、その思いに応えるために──
私たちはただ“気持ち”だけで動くのではなく、専門職としての根拠ある支援を大切にする必要があります。

「誰でもできる仕事」ではなく、「専門職としての介護」へ

介護の仕事は、「誰でもできる」と言われるかもしれません。
ですが、実際には根拠に基づいた判断や計画的な支援が求められる、非常に専門性の高い仕事です。

学生が「介護課程」や「生活支援技術」を学ぶように、
現場でもケアプラン(介護サービス計画書)に基づいた支援を行うことが重要です。
計画には、利用者本人やご家族の「思い」「願い」を丁寧に反映させること。
そしてその思いや願いに対して、介護福祉士として何ができるかを考える。
そして、他職種で連携して、より良い生活を送ってもらう。
そこに“専門職としての価値”があるのだと思います。

ケアプランは「支援のメニュー」。日々の実践が“専門性”をつくる

ケアプランは、いわば日々の支援のメニューです。
支援は“実行”、記録は“結果”、評価と再計画を通してPDCAのサイクルが回っていきます。

単に「なんとなくこう思ったからこうした」ではなく、
「この方の希望に対し、こういう理由でこの支援を選択した」と言える。
それこそが、介護福祉士としての専門性であり、
「誰でもできる仕事」ではない証でもあります。

自分の思いも大切にしながら、根拠を持って支援する

介護は人と人。心が動く仕事です。
だからこそ、自分自身の思いや価値観もとても大切です。

でも、介護福祉士として働くなら、そこに“根拠”を持って支援する姿勢を忘れたくありません。そして、その根拠はケアプラン(介護サービス計画書)にあります。
「この方のために、私はなぜこの支援を選んだのか」。
その問いにしっかり向き合いながら、仲間とともにケアの質を高めていきたい。

最後に:「職員よし」は「利用者よし」への第一歩

「職員よし・法人よし・社会よし」
現場の介護職は「利用者よし」に向かって日々支援を行っています。

専門職として、自信と誇りを持って、利用者の幸せを支える。
介護の仕事がもっと評価され、そして介護職自身がやりがいを感じて働けるような社会に──
私も、その一人として歩んでいきたいと思います。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

介護福祉士「miya」
福祉の授業がきっかけで介護の道へ
気づいたら18年
経験:特養・養護・通所・訪問
現在:特養
趣味:釣り、ウイスキー、コーヒー、園芸、アウトドア、ファッション

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