外国人介護人材への苦手意識を手放す|養成校の交流会で感じたこと

先日、介護福祉士を目指す学生さんとの交流会に参加してきました。そこで目の当たりにしたのは、1年生の半数以上が外国人学生という現実です。

今回の記事では、現場の介護福祉士として感じたことを綴ります。
外国人介護人材との向き合い方に悩んでいる方の考えるきっかけになれば嬉しいです。

介護福祉士の養成校は、1年生の半数以上が外国人学生だった

交流会の概要

今回の交流会には、1・2年生、合わせて約70名の学生さんが参加していました。現場で働く介護福祉士が各グループに入り、学生さんからの質問に答えたり、意見交換をしたりする場です。

外国人学生の多さで実感した、介護人材の現在地

一番印象に残ったのは、外国人学生の多さでした。特に1年生は、半数以上が外国人学生とのことです。

「介護人材の未来」という言葉はよく聞きます。でも、その未来はもう教室の中にありました。今後の介護を考えるうえで、外国人学生の存在はますます大きくなると、強く実感しました。

学生が「働くうえで大切にしたいこと」は給与・休日・やりがいの順

最も多かったのは給与、次いで休日、最後にやりがい

グループで「働くうえで大切にしたいことは何ですか?」と聞いてみました。

最も多かったのは給与、次いで休日、最後がやりがいという順でした。

なぜ給与や休日が重視されるのか

これは自然なことです。学びながら生活を成り立たせている学生さんにとって、給与や休日は将来の暮らしに直結します。やりがいは、働いてみて初めて見えてくるものも多いはずです。

大切なのは、条件を気にする姿勢を否定しないことだと思います。そのうえで、就職後の働き方や職場の様子を、具体的に思い描ける情報を届けることが必要だと感じました。

養成校の学生からのリアルな声

希望する就職先は特別養護老人ホームが最多

希望する就職先として一番多かったのは、特別養護老人ホームでした。
変則勤務を避けて日勤帯で働きたい方が多いのかなというイメージを持っていたので、意外な回答でした。

学生から夜勤についての質問

具体的な質問では、「夜勤で大切なことは何ですか?」「夜勤の大変なことは何ですか?」といった声が聞かれました。

漠然としたイメージではなく、実際に働く姿を見据えている。夜勤のある仕事を、自分の生活の中にどう置くかを考えているのだと感じました。

現場の経験談が、学生の不安を和らげる

こうした質問に答えられるのは、現場で働く人間だけです。求人票には載らない夜勤の実情、大変さと続けられる理由。それれを伝えることで、学生さんの不安を軽くし、就職後のイメージを持つ助けになれば幸いです。

外国人介護人材の育成に悩む現場の本音

「できれば日本人がいい」という声があるのも事実

ここで、現場の本音にも触れておきたいと思います。

外国人材の育成に、難しさを感じている職場はまだまだ多くあると感じています。言葉の壁、文化の違い、教える側の負担。「できれば日本人がいいよね」という声が出るのも、現場の大変さを思えば、理解できる部分があります。僕自身も、そうした空気を感じたことがあります。

育成の難しさは、教え方・受け入れ方・仕組みの問題かもしれない

育成の難しさは、その人自身の問題というより、教え方や受け入れ方、職場の仕組みの問題であることも多いかもしれません。

誰かのせいにしても、現場は楽になりません。

苦手意識をなくすべきだと感じた理由

目の前にいたのは、本気で介護福祉士を目指す学生たち

今回の交流会で僕が見たのは、真剣に話を聞き、質問し、真面目に介護福祉士を目指す学生さんたちでした。そして、その半分以上が外国人学生でした。

この現実を見て、苦手意識をなくしていかなければならないと、強く感じました。

日本人の介護志望者の少なさという危機感

日本人の志望者の少なさにも危機感を持ちました。「日本人がいい」と言っていられる時期は、すでに過ぎつつあるのかもしれません。

外国人介護人材と一緒に働くために、現場ができること

給与・休日などの実際を伝える

学生さんが知りたいのは、生活をする上で給与、休日といった、働くうえでの具体的な条件です。良い面だけでなく、大変な面も含めて、正直に伝えること。それが信頼につながると思います。

知りたいことは日本人の学生と同じ

外国人学生が増えても、知りたいことは日本人の学生さんと変わりません。「自分はここで、続けていけるのか」。その問いに、現場の僕らがどう答えるかが問われています。

まとめ|苦手意識をなくすことが、これからの介護を支える

養成校の1年生の半数以上が外国人学生という現実を見て、苦手意識を手放すことの大切さを実感しました。学生さんが気にしているのは、給与、休日、夜勤。そして「ここで続けていけるか」です。

育成に悩む現場の気持ちも、よく分かります。それでも、一緒に働く仲間として向き合う姿勢が、これからの介護を支える土台になっていくのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

介護福祉士「miya」
福祉の授業がきっかけで介護の道へ
気づいたら19年
経験:特養・養護・通所・訪問
現在:特養
趣味:釣り、ウイスキー、コーヒー、園芸、アウトドア、ファッション

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