✅ 忙しさの中で置き去りになりがちな「心の疲れ」
介護職は、身体だけでなく心にも大きな負荷がかかる仕事です。
利用者の不安や怒り、死と向き合う場面、人間関係のストレス。
それでも私たちは、「感情を見せないプロ」でいようとします。
でも、“感情を抑える=心が疲れない”ではありません。
見えない疲れが積み重なれば、ある日ふと、心が動かなくなることもあります。
✅ 【リラクゼーション】──心を“ゆるめる”時間、作っていますか?
心のケアで大切なのは、「気分転換」や「休息のスイッチを入れること」です。
- 深呼吸やストレッチなど短時間の自律神経ケア
- 好きな香りでアロマを焚く、ハンドクリームを塗る
- 音楽や自然音を聞く、コーヒーを淹れて“ゆっくり飲む”
どれも1分~5分でできる、小さなセルフケアです。
それだけでも、緊張した神経が緩み、「あ、自分の時間だ」と感じられるようになります。
✅ 【感情の整理】──「なぜ、こんなにイライラするんだろう?」
現場で湧いてくる怒り、不安、焦り。
そのまま抱え込んでいませんか?
心のケアで有効なのは、“自分の感情に名前をつける”ことです。
- 「イライラ」してるのか、「がっかり」なのか、「孤独」なのか
- 誰に?何に?なぜ?
たとえば、
「利用者の無理な要求にイライラする」
→ 実は「うまく応えられない自分が悔しい」のかもしれない。
自分の気持ちを**「ちゃんと見る」「受け入れる」**ことが、
次の一歩を軽くしてくれます。
✅ 【書くことで癒す】──心を整える“アウトプット”
- モヤモヤを書き出す「感情日記」
- 今日あった良かったことを3つ書く「ポジティブ日記」
- SNSやブログで「共感」や「応援」を受け取る
心の中に溜まっているものを、外に出す=デトックスです。
言葉にすることで、頭も心も整理され、軽くなっていきます。
✅ 【職場との関係】──「感情」を話せる仲間はいますか?
職場での心のケアには、「安全な人間関係」が不可欠です。
- 愚痴をこぼせる相手がいるか
- 「今日しんどい」と言える空気があるか
- 感情を見せても否定されない文化か
どれか一つでもあれば、心はずっと守られます。
介護職は、「一人じゃできない仕事」。
“チームで感情を分かち合える”場づくりが、離職予防にも直結します。
✅ 心のケアは、「感情に気づく」ことから始まる
セルフケアというと、「運動しよう」「食生活を整えよう」となりがちですが、
“感情を整理する”ことも、れっきとしたケアの一つです。
怒ってもいい、泣いてもいい。
自分の感情を否定せず、「今の私はこう感じてる」と認めてあげることが、回復の第一歩でもあります。
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👉【第1回】自分を守ることは、誰かを守ること──介護職に必要な“セルフケア”とは
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