問題と課題の違いとは?

皆さんは、皆さんの周りの方々は、問題と課題について、
きちんと理解できているでしょうか。

この2つをきちんと分けて考えられるようになると、
現場での話し合いや、自分の思考も整理されきます。


問題と課題を分ける

まずは結論から。

  • 問題:今現在起きていること、理想と現実のズレ
  • 課題:その問題に対して、何をするか

こうなります。

「人手不足が課題だよね」このような会話があったとします。

人手不足は、今現在起きていることになります。
また、10人必要なのに8人しかいないとすると、
理想⇒10人 現実⇒8人 ズレ⇒2人足りない

こうなるので、人手不足は課題ではなく「問題」となり、
更に具体的にすると、2人足りないことが「問題」になります。

「課題」は、
2人足りないという問題に対して何をするか。
・職員を新規採用する
・異動をかける
・業務精査、業務改善で負担を軽減する

これらが「課題」となります。


問題と課題をケアプランで考えてみる

次は、ケアプランの考え方を使って整理してみます。

具体例:体重管理で考える問題と課題

体重60kgが理想だとします。
しかし、実際の体重は65kgありました。

この場合、

  • 理想:60kg
  • 現実:65kg
  • ズレ:+5kg

この5kg多い状態が「問題」です。

問題とは、
理想に対して、現実がどれだけズレているかを表したものです。


ケアプランに当てはめるとどうなるか

このケースをケアプランで考えてみます。

長期目標

体重60kgを目指し、生活習慣を改善する。

短期目標(課題)

長期目標を達成するために、
具体的な行動として設定するのが「課題」です。

  • ① 週に3回(月・水・金)、30分のウォーキングを行う
  • ② 1日の摂取カロリーを2000kcalに抑える
  • ③ 7〜8時間の睡眠時間を確保する

このように、
課題は抽象的ではなく、具体的な行動に落とし込むことが重要です。


課題は「やること」、問題は「起きていること」

ここまでを整理すると、

  • 問題:起きていること、ズレている状態
  • 課題:そのズレを埋めるためにやること

という関係になります。

ケアプランは、
課題の集合体とも言えます。

問題を丁寧に整理できれば、
課題は自然と具体化していきます。


問題と課題を分けるだけで現場は変わる

問題と課題を分けて考えられるようになると、

  • 話し合いが整理される
  • チームで共通認識を持ちやすくなる
  • 「なんとなくのケア」が減る

こうした変化が出てきます。

介護の仕事に、絶対的な正解はありません。
また、正解は一つではなく、状況によって変わることもあります。

だからこそ大切なのは、
問題と課題に向き合い続けることだと思います。

問題解決とは」
問題を明確にし、その問題に対する課題を設定し、
課題を一つずつクリアしていくこと。

現場でモヤっとしていることがあるなら、
まずは自分の中で問い直してみることから始めませんか。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

介護福祉士「miya」
福祉の授業がきっかけで介護の道へ
気づいたら18年
経験:特養・養護・通所・訪問
現在:特養
趣味:釣り、ウイスキー、コーヒー、園芸、アウトドア、ファッション

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