ミクロかマクロか。理事長との面談で気づいた“組織が良くなる条件”

はじめに

先日、理事長が時間を作ってくれて、個別で面談をする機会がありました。
普段はなかなか話す時間がないので、こうして腰を据えて向き合えることは貴重な時間でした。

内容は「法人を良くするために」僕の気持ちを伝えました。
働く僕たちにとっては、とても大切で、避けて通れない話題ではないでしょうか。

話をしていく中で、ミクロ（現場）とマクロ（組織）の捉え方の違いが見えてきて、
僕自身、多くのことに気づかされました。

僕が大切だと感じている“マクロの土台”

僕が理事長に伝えたのは、

現場を良くするためには、まず組織としての仕組みや環境が整っていることが大切。

これは、僕が18年現場で働いてきた中で強く感じてきたことです。

• 法律に沿った運営
• 職員を「労働力」ではなく「人財」として大切に扱う姿勢
• 教育・評価・配置などの仕組み
• 相談しやすい風土
• 働く側が安心できる環境

こうした“マクロの土台”があるからこそ、現場の職員は動きやすくなるのではないか。

土台がしっかりしていると、自然と余裕が生まれます。
その余裕が、利用者さんに向き合う時間や、他の職員を助ける余白に繋がる。

そうやって現場は良くなっていく。
僕はそんなふうに思っています。

理事長が語った“ミクロの大切さ”

一方で、理事長が大切にしているのは 現場のコミュニケーション でした。

• 日常のコミュニケーション
• 気軽に相談できる雰囲気
• 横のつながり
• 現場から自然に意見が上がるボトムアップ

職員同士が話し合い、助け合って、明るく、前向きに働くこと。
それが利用者さんの生活を守ることに繋がる。

そして、僕自身もその考えにとても共感しています。

ニワトリが先か、卵が先か

今回の面談をひと言でまとめると、
「ミクロが先か、マクロが先か」
そんな話だったのかもしれません。

理事長はミクロ（現場）の動きを重視し、
僕はマクロ（仕組み）の整備が必要だと感じている。

どちらが正しいというものではなく、
見えている位置が違うだけなんだと思います。

ミクロからのボトムアップ。
マクロからの仕組みづくり。

この2つは、どちらも欠けてはいけないものです。
片方だけが強くても、組織はまっすぐに進めないでしょう。

面談を経て気づいたこと

理事長の話を聞きながら、僕はひとつ思いました。

「ボトムアップ」は、安心できる環境があって初めて機能する ということです。

• 評価が不透明
• 忙しさに追われて余裕がない
• 何を言っても変わらない
• 言えば何か言われるのでは…という不安

こんな状態では、
どれだけ「現場から意見を上げてほしい」と言われても、
職員はどうしても声を出しづらくなってしまいます。

だからこそ、マクロの土台づくりとミクロのコミュニケーションはセット。
僕は改めてそう感じました。

組織が良くなるための“循環”

面談を振り返ってみて、
僕はひとつ確信したことがあります。

組織が良くなるのは、ミクロとマクロの“循環”が生まれたとき。

• マクロが整えば、職員が動きやすくなる
• 職員が動きやすくなると、アイデアや意見が増える
• その意見が現場を良くし、次の仕組みにつながる

この循環が回り出せば、組織は自然と成長していくのではないでしょうか。
お互いが支え合いながら、少しずつ良くなっていく。

僕はそんな組織になることを願っています。
そして、その組織を支える１人でありたいと思っています。

おわりに

面談を終えて、
理事長も僕も、実は同じ方向を向いているのかな
そう感じました。

現場を大切にしたい。
働く人を大事にしたい。
もっと良い会社にしたい。

その思いは、きっと同じはずです。

方法が違うだけで、
向かっている先は同じではないかと感じることができました。。

そのことに気づけただけでも、
とても良い時間だったと言えます。

理事長をはじめ経営陣はマクロ(仕組みや環境)を整えてくれると信じて
僕自身はミクロ(現場)でできることを続けていきたいと思いました。

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