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【第1回】地位向上は“現場だけ”では無理? 介護福祉士会の役割とは
介護福祉士の「地位向上」。 それは、単に賃金を上げるだけの話ではありません。社会的な評価や発言力、専門職としての誇り──私たち一人ひとりが、もっと「選ばれ、尊重される存在」になるために欠かせないテーマです。 でも、いくら日々の現場でがんばっ... -
【利用者のための三方よし】職員として、大切にしたいこと
最初の記事で伝えた「三方よし(職員よし・法人よし・社会よし)」ですが、その“先”にあるもの、”元”になっているものこそ、本当に大切にしたい「利用者よし」です。私たち職員が元気で、専門性を持って働くことは、すべてこの「利用者よし」につながって... -
新人さんに「人によって言うことが違う」と言われたら?受け入れ側が考えたいこと
はじめに 新人職員さんが現場に入ると、よく耳にするのがこんな声。 「人によって言うことが違うんです…」「何が正しいのかわからない…」 指導をする立場にある私たちにとって、これは少し耳の痛い言葉かもしれません。 でも、新人さんが混乱する背景には... -
先輩によって言うことが違う…新人介護士が戸惑ったときに大切なこと
はじめに 介護の現場で働きはじめた新人職員さんが、よくぶつかる壁のひとつ。それが── 「人によって言うことが違うんだけど…どうしたらいいの?」 という戸惑いです。 ある先輩からは「このやり方でやって」と言われ、次の日には別の先輩から「いや、それ... -
リーダーになったあなたへ。全員に好かれる必要はない。2:6:2の法則
はじめに リーダーになると、急に周囲の目が気になったり、「全員とうまくやらなきゃ」「嫌われたくない」と思ってしまうものです。 僕も以前はそう思っていました。でも色々な本を読んだり、悩んで考えるなかで、**“全員に好かれる必要はない”**と思える... -
若くしてリーダーに…年上の職員との接し方に悩んだ時に読んでほしいこと
はじめに 「まだ若いのにリーダーだなんて…」「年上の職員や先輩に、どう接したらいいんだろう…」 そんなふうに悩んでいるあなたへ。僕自身も、若くしてリーダーを任されたとき、まさに同じ気持ちでした。 若くしてリーダーになるということ 介護の現場で... -
早い=仕事ができる? 介護現場で問われる“ケアの質”と“センス”
1. 「あの人はすごいよ、早いもんね」――よく聞くフレーズ 介護の現場でよく耳にする言葉のひとつに、「あの人は本当に仕事ができる。とにかく早い」という評価があります。 排泄介助、食事介助、入浴介助――いわゆる“三大介護”をテキパキとこなし、複数人を... -
夕食前にパジャマってどうなの?――介護現場の“正解なき選択”を考える
1. はじめに:介護の現場でふと感じた違和感 「えっ?夕食の前にもうパジャマなの?」特養で働き始めた頃、あるご利用者の姿を見てそう感じたことがあります。 自分の中では「お風呂のあとに着替えるもの」「夕食は普段着で」という常識がありました。でも... -
#3[尊厳] 介護の仕事が好きだったのに…
~職員の尊厳を守るマネジメントとは~ ある日、こうつぶやいた職員がいました。 「介護の仕事が好きだった。でも最近、自分が何をしてるのか分からなくなってきた…」 尊厳を守るケアの大切さを理解している人ほど、現実とのギャップに苦しみやすい。「も... -
#2[尊厳] それって「尊厳」?それとも「わがまま」?
~揺れる現場と、介護職員の葛藤~ 「その人の意思を尊重することが大事」…わかっている。だけど、正直こう思ってしまう時もある。 「それってただのわがままじゃないの?」「なんでこんなに振り回されなきゃいけないの?」介護職員なら、誰しも一度は感じ...