miya– Author –
介護福祉士「みや」
高校時代、福祉の授業がきっかけで介護の道へ。
短大卒業後、社会福祉法人へ入社し14年経験を積む。
転職サイトを通して初めての転職。
別の社会福祉法人で現在4年目。
既婚、息子が2人。
現場と人財、介護の未来を考えるブログを運営中。
趣味:ウイスキー、コーヒー、釣り、園芸、アウトドア。
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【第3回】変化する現場──これからの介護職に求められること
✅ 変化する現場──“今まで通り”では通用しない時代へ 介護の現場は、確実に変化しています。利用者の世代交代が進み、ニーズや価値観も多様化。これまで感謝の言葉や謙虚な姿勢が当たり前だった利用者像も、今では「やってもらって当然」という空気... -
【第2回】利用者像の変化と“芯の強さ”へのリスペクト
✅ 利用者の「芯の強さ」が僕たちを支えていた 僕が介護職を始めた頃、今よりも多くの利用者に共通して感じていたことがあります。それは、**「覚悟のある人の強さ」**でした。 中でも忘れられないのが、自ら食事を絶ち、静かに最期を迎えた方々の姿... -
【第1回】利用者の世代交代と現場の葛藤
介護の現場に18年携わってきた中で、利用者の世代が少しずつ変化していると感じています。僕がこの仕事を始めた頃は、戦争や戦後の混乱期を生き抜いた世代の方々が多く、どの方も深く感謝の気持ちをもって接してくれていました。 「ありがとう、助かるよ」... -
【第3回】介護サービス、どう選べばいい?──プロに頼る“第一歩”
「そろそろ誰かに頼った方がいいかも…」そう思っても、実際にどのサービスを選べばいいのか、迷いますよね。 施設入所? デイサービス? 訪問介護や訪問看護? 選択肢が多すぎて、正解がわからなくなるのも当然です。でも大丈夫、ポイントを押さえれば、あ... -
【第2回】「限界」を感じたとき──在宅介護を“やめる”ことは悪いこと?
在宅介護をしていると、ふとした瞬間に感じる「もう無理かも…」という気持ち。それは、あなたが弱いからではありません。 毎日続く介護に、心も体も疲れてしまった 思うようにいかず、イライラしてしまう 相手の些細な言動に、怒りや悲しみが湧いてしまう ... -
【第1回】在宅介護の現実と葛藤──「家族だからできること」と「家族だからできないこと」
介護職として働いていると、利用者さんのご家族からよくこう言われます。「本当は、できるだけ自分で看たいと思っているんですけど…」と。 その言葉に、利用者さんの気持ちは勿論それが嬉しいだろうと思いつつ、 ... -
コンフリクト──職種間の“すれ違い”から生まれるもの
介護現場では、さまざまな専門職が関わり合いながら、ひとつのチームとして動いています。介護職、看護師、ケアマネジャー、リハ職、相談員、管理職……。しかし、職種が違えば価値観も考え方も違う。その違いが、ときに「コンフリクト(対立)」を生みます... -
介護職のモチベーション―浮き沈みは普通?
「今日はなんだか気が乗らない」「以前はもっとやる気があったのに…」そんな風に感じること、ありませんか? 介護の仕事は日々の変化も大きく、体力も精神力も使います。やる気に波があるのは当たり前ですし、自分を責める必要はありません。 ✅ モ... -
「食事介助中にトイレのお願い──優先すべきはどっち?現場で揺れる“僕の判断”」
【導入】 介護の現場では、食事中に突然「トイレに行きたい」と言われることがあります。一見ささいなことのようで、実はとても悩ましい問題。 僕自身、介護福祉士として働く中で何度もこの場面に直面してきました。どちらも大切なニーズ──それでも「今、... -
【第5回】セルフケアの実践④──“環境”を整えることが、自分を守る基盤になる
✅ セルフケアは「自分のまわり」から始まる これまで、身体・心・思考のケアについて見てきました。最終回では、「自分を取り巻く“環境”を整えること」=環境のセルフケアに焦点を当てます。 介護職にとって、職場環境は心身の健康に大きく影響しま...