■ [はじめに]介護職をもっと誇れる仕事にしたい
僕は、介護の仕事が好きです。
大変なことも多いですが、それ以上にやりがいがあります。
利用者さんの笑顔、仲間との出会い、そして仕事を通して得た経験や学びは、すべて僕の財産です。
このブログでは、現場で働く介護職のひとりとして、日々感じることや、大切にしたい想いを綴っていきます。
私たち介護士が向き合うのは、目の前の利用者さん。
この方の生活が少しでも良くなるように──と願いながら、日々仕事をしています。
「いいケア」は、ひとりの力ではつくれません。
チームで、職員みんなで、同じ方向を向いていることが必要です。
介護は「誰かがやらなければならない」仕事。
もっと多くの人に介護の価値を知ってほしいし、介護を目指す“人財”を増やしたい。
介護職がもっと報われる社会にしたいと思っています。
■ 職員が元気で、やりがいを持って働ける環境を
夜勤など不規則な生活、家庭との両立……
介護の仕事、とくに施設職員は24時間365日、誰かが働いている状態です。
利用者さんの“当たり前の生活”を支えるために、職員自身の生活や体調が犠牲になることも少なくありません。
心にも体にも、大きな負担がかかる仕事です。
そんな中で、「自分のことも大切にできる職場」であることは、本当に重要だと感じています。
働く職員が安心できて、元気で、やりがいを持って働ける環境があるからこそ、
利用者さんにとっての“安心”や“質の高いケア”が育っていく。
そう信じています。
だからこそ、職員の笑顔や健康にも目を向けてほしい。
職員が元気でいられることが、利用者さんの安心や信頼につながっていくはずです。
■ 法人・会社、そして社会とともに支える介護
職場を支える法人や会社も、実は多くの困難を抱えています。
制度の改定、慢性的な職員不足、地域との関係づくり──。
それでも、前を向き、変わろうとしている法人もたくさんあります。
最近では「働き方改革」や「健康経営」を積極的に進めている法人も増えてきました。
職員が元気で働けるように、本気で向き合おうとしている法人の姿を見ると、希望が持てます。
でも、法人が良くなっていくには、地域や社会の理解も欠かせません。
「介護は大切な仕事だ」と、あたたかく見守ってくれる社会であってほしい。
そしてもうひとつ、「介護って大変な仕事だよね」
よく耳にする言葉ですが、時にそれが“同情”のように聞こえてしまうこともあります。
もちろん悪気があるわけではないとわかっています。
でも、どこか「自分とは関係ない世界の話」として扱われているようで、寂しさを感じることもあるのです。
僕が悲観的になっているだけなのかもしれません。
でも、もし介護の仕事がこの世からなくなったら──
きっと、たくさんの人が仕事を辞めなければならないでしょう。
家族を支える人がいなくなり、地域で暮らす高齢者の生活も大きく変わってしまう。
それは、社会全体にとっても本当に大きな問題です。
だからこそ、「他人事」ではなく、「当事者意識」をもってもらえる社会になってほしい。
「介護のこと、なんとかしないといけない」
そんなふうに、みんなが自分のこととして考えてくれる社会。
私は、そう願っています。
■ 三方よしの介護へ
・職員よし
・法人、会社よし
・地域(社会)よし
この三方よしの仕組みが回ることで、利用者の皆さんへのケアの質は自然と上がる。そして、介護の現場だけでなく社会全体に良い影響が生まれるはずです。
介護職を守ることは、世の中の「働ける人」を守ること。
そしてそれは、家族、地域、経済、社会…すべてを守ることにもつながります。
職員が笑顔で働けること、法人がより良い職場づくりに挑戦すること、
そして地域や社会が介護を支え、理解しようとすること──。
「三方よし」は“その先の利用者よし”につながります。
だからこそ、みんなでいい介護を育てていきたい。
私は、そう願っています。
■ 最後に:このブログで伝えていきたいこと
介護の仕事のこと、現場での工夫、働き方、趣味、副業など、
僕自身が感じたこと・伝えたいことをこのブログに綴っていきます。
介護の世界に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
そして、同じような思いを持つ方とつながれたら幸いです。
これからどうぞよろしくお願いします!
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