#1[尊厳] 介護現場における「尊厳」とは?

~その人らしく生きることを支えるということ~

介護の現場でよく耳にする「尊厳を守るケア」。
でも、改めて「尊厳」ってなんでしょうか?
利用者の人生に寄り添いたいと願うからこそ、言葉の重みを感じてしまうこともあります。


●尊厳とは、「その人らしさ」を大切にすること

尊厳とは、「その人がその人らしく生きる」ことを支える姿勢です。
年齢や障害の有無に関係なく、「人としての価値を認め、敬意を持って関わること」。
介護では「意思の尊重」「自己決定」「プライバシーの配慮」などが具体的な行動になります。


●介護職は「その人の人生に関わる」特別な仕事

利用者が「どう生きたいか」「何を大切にしたいか」。
それをくみ取るためには、観察力・傾聴力・共感力が求められます。
尊厳を守るケアとは、単なる支援ではなく、その人の「価値観」や「人生観」に寄り添うことなのです。


●けれど、それは簡単なことではない

現実の現場では、「時間がない」「人が足りない」「要望が多い」などの葛藤もあります。
理想と現実のはざまで揺れるのは、誰にでもあること。
だからこそ、尊厳とは“立派なこと”ではなく、一人ひとりができる範囲で向き合うことから始まるのです。


【次回予告】
→「それって“尊厳”?それとも“わがまま”?」

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この記事を書いた人

介護福祉士「みや」
高校時代、福祉の授業がきっかけで介護の道へ。
短大卒業後、社会福祉法人へ入社し14年経験を積む。
転職サイトを通して初めての転職。
別の社会福祉法人で現在4年目。
既婚、息子が2人。
現場と人財、介護の未来を考えるブログを運営中。
趣味:ウイスキー、コーヒー、釣り、園芸、アウトドア。

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