介護職のモチベーション―浮き沈みは普通?

「今日はなんだか気が乗らない」
「以前はもっとやる気があったのに…」
そんな風に感じること、ありませんか?

介護の仕事は日々の変化も大きく、体力も精神力も使います。
やる気に波があるのは当たり前ですし、自分を責める必要はありません。


✅ モチベーションの波には理由がある

やる気が落ちるとき、多くの場合こんな要因が重なっています。

  • 疲れがたまっている
  • 成果が見えづらい
  • 人間関係で気を遣っている
  • 評価されていないと感じる

どれも、介護職なら「あるある」なこと。
モチベーションが上がらない日があってもいい。それが“人間らしさ”です。


✅ モチベーションは「管理」より「理解」から

「もっと頑張らなきゃ」と思うほど、心が疲れてしまうこともあります。
そんなとき大切なのは、“やる気をコントロールする”よりも、
「なぜ今やる気が出ないのか?」を知ることです。

  • 睡眠や食事など、生活リズムが乱れていないか
  • 誰かに気持ちを聞いてもらえているか
  • 自分だけが頑張っているように感じていないか

「自分の状態に気づくこと」=セルフケアの第一歩です。


✅ 「やる気が出ない日」を味方につける

やる気が出ないとき、無理にエンジンをかけるのではなく
“整える日”と割り切ることもおすすめです。

  • 細かい業務整理をする
  • デスク周りやロッカーを整える
  • 同僚と何気ない会話を楽しむ

モチベーションが下がっても、ゼロではありません。
“できる範囲”で動くことで、自分のペースを取り戻せることもあります。


✅ 「浮き沈み」のある自分を責めないで

人と比べて「自分はダメだな…」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、感情に波があるのは「普通」です。

むしろ、それを感じ取れるのは感受性が豊かだから。
介護の仕事に必要な“心の柔らかさ”を持っている証拠です。


✅ 僕自身も──沈むときでも「火」を絶やさない

僕自身、やる気に“浮き沈み”があることは、仕方のないものだと割り切っています。
大切なのは、沈んでいる時の自分を「理解すること」

沈んでいるときに、投げやりになって発した言葉や行動は、後で後悔することが多い。
だからこそ、まずは自己理解。

そして、やる気が落ちていると感じた日や時期は、プラスαは求めない。
「とにかくミスをしない」「今やるべき最低限のことをきっちりやる」
これを意識するようにしています。

それでも、心の中の“火”は消さないように──
赤く大きく燃え上がる炎じゃなくてもいい。
青く小さな火でも、絶やさずに灯しておくこと。
これが僕の中のセルフルールです。

浮上のきっかけは人それぞれ。
研修、仲間の言葉、利用者さんとの会話、たまたま読んだ一冊の本……
本当にいろんな場面で、ふとスイッチが入ることがあります。

沈んでいるときも、心の火さえ消えていなければ、浮上のチャンスは必ずある。
僕はそう信じています。


✅ 最後に:やる気と同時に、大切なもの

結局、毎日100%のモチベーションで働ける人なんていません。
だからこそ、必要なのは

  • 仲間と支え合える関係性
  • 自分に合ったペースで働ける環境
  • やる気がなくても“やれる仕事”の習慣

やる気があっても、なくても、続けられる環境も大切。
セルフケアを心がけて個人で頑張ると同時に、そんな個人を大切にできる環境が増えることを願っています。

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この記事を書いた人

介護福祉士「みや」
高校時代、福祉の授業がきっかけで介護の道へ。
短大卒業後、社会福祉法人へ入社し14年経験を積む。
転職サイトを通して初めての転職。
別の社会福祉法人で現在4年目。
既婚、息子が2人。
現場と人財、介護の未来を考えるブログを運営中。
趣味:ウイスキー、コーヒー、釣り、園芸、アウトドア。

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