「そろそろ誰かに頼った方がいいかも…」
そう思っても、実際にどのサービスを選べばいいのか、迷いますよね。
- 施設入所?
- デイサービス?
- 訪問介護や訪問看護?
選択肢が多すぎて、正解がわからなくなるのも当然です。
でも大丈夫、ポイントを押さえれば、あなたに合ったサポートが見えてきます。
✅ 最初の相談先は「地域包括支援センター」
何から始めたらいいか分からないときは、
地域包括支援センターに連絡を。
全国どこにでもあり、介護の総合相談窓口です。
- 現状の困りごとを整理してくれる
- サービスの種類や申請手続きを教えてくれる
- ケアマネジャーとつないでくれる
まずは**「話すこと」から始めてOK**です。
相談=すぐに施設に入れるわけではないので、気軽に連絡して大丈夫。
✅ 家で続けたいなら「在宅サービス」を活用しよう
在宅介護を続けたい場合、以下のようなサービスがあります:
● 訪問介護(ホームヘルプ)
排泄・食事・清拭などの身体介護や、買い物・掃除などの生活援助を行う。
● デイサービス(通所介護)
日中の見守りや入浴支援、レクリエーション、送迎など。
● 訪問入浴・訪問看護
医療的ケアが必要な場合に活用できる、心強いサービス。
● ショートステイ
短期間だけ施設に泊まれる。介護者のリフレッシュにも◎。
これらは組み合わせて使うことができます。
ケアマネジャーが全体を調整してくれるので、無理なく始められます。
✅ 「本人の気持ち」と「介護する側の限界」の両方を大事に
「本人が家にいたいって言ってるから…」
「でも、こっちはもう限界かもしれない…」
そんな時、どちらかを犠牲にしなければならないように感じてしまいます。
でも本当は、どちらの気持ちも大事にする方法はあるんです。
- 日中だけ預けて、夜は家で過ごす
- 入浴だけお願いして、普段は一緒に過ごす
- 1週間だけショートステイを利用して介護者がリフレッシュする
“部分的に頼る”という発想がカギです。
✅ 選択肢があることを知るだけで、心が軽くなる
一人で全てを背負わなくていい。
サービスを組み合わせることで、あなたの生活も、介護される人の生活も守れる。
「まだ大丈夫」と思っていても、情報を知っておくだけでも違います。
知ることは、備えること。
それが、介護を“続けていける形”にする第一歩です。
✅ 最後に──頼るのは、“手放すこと”じゃなく、“守ること”
介護サービスを利用するのは、
あなたが「できないから」ではありません。
「大切な人との関係を壊さないために、守る選択でもある」のです。
僕たち介護職は、そうやって頼ってくれたご家族の想いを、
しっかり受け止めたいと思っています。
だから、どうか安心して相談してください。
あなたは、ちゃんと頑張ってる。その上で“頼る勇気”を、持ってもいいのではないでしょうか。
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