✅ 変化する現場──“今まで通り”では通用しない時代へ
介護の現場は、確実に変化しています。
利用者の世代交代が進み、ニーズや価値観も多様化。
これまで感謝の言葉や謙虚な姿勢が当たり前だった利用者像も、
今では「やってもらって当然」という空気を感じることもあります。
暴言やクレーム、過度な要求──
現場で感じる“理不尽さ”や“違和感”が増えていると実感している介護士も多いのではないでしょうか。
✅ 求められるのは「個の力」ではなく「軸のある専門性」
このような変化の中で、これからの介護職に求められるのは、単なるスキルではありません。
それは、「自分の軸を持って働くこと」です。
- 目の前の利用者にどう向き合うか
- 自分は介護を通して何を大切にしているのか
- 働くうえで譲れない価値観は何か
介護に“正解”はないからこそ、迷いなく選択するための自分なりの軸が必要になります。
✅ 「正しい」を押しつけない──対話と柔軟性のバランス
現場では、複数の職種が連携しながら動きます。
だからこそ、「自分が正しい」と思い込んでしまうと、対立やコンフリクトが起こります。
これからの介護士には、「正しさの押しつけ」ではなく、「柔軟に対話する力」が求められます。
- 相手の立場に立って考える共感力
- 違いを受け止める寛容さ
- チームで支える姿勢
介護の現場に必要なのは、“個人プレーの上手さ”ではなく、“チームとしての強さ”です。
✅ 「ただの人手」では終わらない──介護職の誇りを持つ
僕自身、介護という仕事に**“誇り”**を持っていたいと常に思っています。
もちろん、理不尽な場面や報われない感覚に心が折れそうになることもある。
でも、大切なのは“介護は尊い仕事だ”と自分自身が信じられるかどうか。
- 「ありがとう」が聞けなくても
- 利用者と心が通じる瞬間が減っても
- 誰かに認められなくても
自分の“軸”がしっかりしていれば、ぶれずにいられる。
だからこそ、介護士は“技術者”であると同時に“哲学者”でもあるのだと思います。
✅ 最後に:未来の介護をつくるのは、現場の“私たち”
今の介護業界は、課題だらけです。
制度も、人手も、評価も、十分とは言えません。
でも、それを嘆いているだけでは何も変わらない。
未来の介護を変えていけるのは、現場で働く“私たち”です。
- 日々の現場に向き合う覚悟
- 利用者に寄り添い続ける姿勢
- そして、自分の働き方に誇りを持つこと
これからの介護士には、そんな“自分の軸”と“しなやかさ”が求められていくと感じています。
僕自身、まだまだ模索中ですが──
このブログで、そんな想いを少しずつ形にしていけたらと思います。
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